髪置の祝

読み:かみおきのいわい

胎髪(うぶげ)を落とし、新たに髪を伸ばしはじめる祝いのこと。
生活の基本行動ができるようになる三歳の頃、氏神様に無事な成長を祈る祝いである。

現在では、髪置の祝は男女とも三歳の11月15日に行われる。11月は一陽来福の月であり、15日は満月の日であるといわれる。髪置の親は、両親から子孫繁盛で寿命長きめでたき人に依頼する。

男子の場合、左の鬢(びん)を三度、右の鬢を三度、中の鬢を三度、挟むまねをする(女子の場合には右から始める)。次に綿を額より後ろに撫でかけて、熨斗を七筋取り水引で結ぶ。
これは、綿を白髪に見立てて、小児の長寿を祈願したものである。

髪置.jpg

  • 最終更新:2011-04-19 21:54:07

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