笠懸
読み:かさがけ
源頼朝が建久4年(1193)那須野へ狩に出かけたときに原野で騎射を催した際、武将の綾藺笠の紐が切れて風に舞っているのを見て、射させたのが始まりといわれる。
また、一説には頼朝が新田の庄で射手を整えて流鏑馬の的を射させようとしたときに、流鏑馬は儀式が厳格なことから、略儀として笠を的として、馬を走らせてこれを射させ、武将に弓馬の道の習練をさせようとしたともいわれている。

笠懸…綾藺笠を掛けてその裏を射たことから始まり、一尺八寸の丸い板にその上に幾重にも髪を張り合わせ、さらにその上になめしの皮をあてて作る。
小笠懸…臥せ鳥を狙うということから、埒のすぐ際に一片五寸の板的を置き、これを的とする。
現在、小笠原流の笠懸が執行されている場所
みどり市(群馬県みどり市)
三郎
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- 最終更新:2011-04-14 20:04:19