振振式

歩射の儀式。ぶりぶりしきと読む。

振々とは中世の玩具で、球を打ったり、車をつけて引いて遊んだ物ですが、これを的として正月4日または17日の弓始の式、三々九手挟式修了後に、宮中の弓場殿で行われた射礼です。文和年間の足利義詮の時代に始まったといわれています。

振々は文武を統べる儀式といわれていますが、これは勝負を定め敵を
征伐する武を表に、かつ動作があるときは縦に、あるときは横に、その行列所作が整然として動きが頻繁なため、その優美さを示す文を内に含むことを意味しています。
したがって射儀の修練とともに射礼の習熟に特に役に立つものですが、現在はあまり行われる機会がありません。
三郎


  • 最終更新:2011-02-12 00:04:23

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