小笠原経直

読み:つねなお

天文10年(1542)正月、伊豆赤沢に生まれる。元服し源次郎経直と名乗る。
赤澤式部少輔経智の第三子。兄の長勝の猶子(養子)として家督を継ぐ。
時代は戦国期で、惣領家は当主長時、貞慶の時代。長時、貞慶親子は武田信玄に敗れた後、京に上り信濃復帰を試みるが、先祖より受け継がれた道統が絶えぬようにと弓馬術と礼法を共に伝承してきた赤澤家、特に優秀な経直を見込みこれを託すことにする。以降、長時・貞慶親子は惣領家の復活に尽力することになる。

このような経緯により、経直は永禄5年(1562)惣領家より「糾方的伝」を継承。天正2年(1574)、更に系図、記録など一切の伝書類を託される。
経直は道統を継承するにあたり赤澤姓から小笠原姓に復している。
慶長9年(1604)、家康に招かれ江戸に参上し、秀忠の糾方師範に任ぜられた。
平兵衛家中興の祖と称される。

Y.K

  • 最終更新:2011-04-21 22:35:03

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