三々九手挟式

古来三々九手挟式(さんさんくてばさみしき)は、武家社会では正月4日の弓始式の時に限り行われた厳格な弓の儀式で、文武を統べる道として天下泰平を祝う射礼として行われていました。
的の一辺の長さは前弓は八寸(陰の最大の数)、後弓は九寸(陽の最大の数)と規定されています。

的は杉又は桧の板的を用い、前弓の板的の裏には十文字の切れ目が入り、後弓の板的の裏には三寸毎の井桁(いげた)の切れ目が入っています。
この板的を串に挟んで立て射抜くことから、井桁の数より三々九の挟物といわれています。

  • 最終更新:2011-01-26 23:21:36

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